株式会社福しん 様 

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定量的なトレンド把握で感覚に頼らない商品開発を実現

初回はFood Data Bankを初期から導入、1年以上ご利用いただいている中華チェーン「福しん」さんの代表高橋さんにインタビューさせていただきました。高橋さんがなぜFood Data Bankにご興味を持っていただいていたか、どのようにご活用いただいているか伺いました。

株式会社福しん
http://fuku-sin.co.jp/

 1972年創業のラーメン、定食、餃子が強みの中華チェーン店。本社のある豊島区を中心に都内32店舗を展開。さっぱりした味付けが特徴で、毎日でも食べられる中華料理をコンセプトに商品を提供している。

インタビュー 代表取締役 髙橋 順 氏

 

事例の概要

■ ポイント

・Food Data Bank導入の魅力はメニュー単位のトレンド把握機能

・40%売り上げを増加させた商品開発

・味だけでなく商品のネーミングにも

■ 課題背景

・感覚的な商品開発により、 売れた時も売れなかった時 も何が原因なのかが不透明

・既存食材の有効活用や、既存メニューの改善による売上向上を図りたい

■ 成果

・消費者の求める味覚をデー タで分析。一品料理として 「よだれ鶏」を発売しヒットする。副菜の売上40% アップに貢献

・消費者の評価の高いキーワードをもとに新メニューを開発。単価アップを実現

 

事例の詳細

■導入前の背景や課題 

長年の経験に頼る商品開発

 福しんのお客様は、男性で年齢層的にも比較的高め、普段使いをされる方が多いので商品開発は「トレンドの0.5歩後ろ」を狙って行っています。今まではトレンドを把握するのに、テレビの情報番組や食べログといったグルメサービスの情報を参考にして「おそらく今これが流行っているだろう」という感覚的な商品開発をしていました。ただこれだと、ヒットする時としない時がどうしても出てきて課題に感じていました。

■対策

外食のトレンドがわかるFoodDataBank

FoodDataBank トレンド推移画面

 外食、中食で何が食べられていて、消費者がメニューごとにどう思っているのかが定量的にわかること、特にメニューごとの伸び率がグラフで見れる点に一番興味を持ちました。
 定番メニューも重要ですが、いつも同じだと飽きがきてしまいます。トレンドを取り入れた季節メニューの開発でも、非常に役立っています。

■導入後の成果

データを活用した商品開発。40%以上売上があがった一品も

 19年の夏に販売した「よだれ鶏」が挙げられます。鶏肉を使った商品を販売しようといくつか鶏肉を使ったメニューを調べたのですが、上がり幅が大きかったのが「よだれ鶏」でした。また、「大辛」が5.12倍、「痺れる」が1.69倍と2つのワードも伸びていたため商品化することに決めました。

FoodDataBankのデータをもとにネーミングされた
「旨辛肉チャーハン」


 蓋をあけてみればお客様の反応は上々で、副菜全体の売り上げを40%増加させる結果を出すことができました。次に、商品のネーミングにも活用しています。「旨辛」と「肉」の相性の良さからアイディアを着想し、9月から「旨辛肉チャーハン」の販売を始めました。


 最後に、先日まで販売していた「麻婆カレー」についてです。麻婆豆腐は黒麻婆、しびれ、四川風など様々な「こだわり」を持つ消費者の方がいることがわかりました。データで人気の麻婆豆腐ですが、あえてレッドオーシャンに飛び込むのではなく、そこは福しんらしくシンプルな味付けに押えました。そういった商品開発の引き算ができるのも便利だと感じています。

■今後サービスに期待すること

テイクアウト、デリバリーへの活用

 最近福しんでも新型コロナをきっかけに力を入れている、テイクアウトやデリバリーでどのような商品が評価が高いか調べたいと考えています。中華料理はとくにできたて勝負の商品が多いため、持ち帰りになると味がどうしても落ちてしまいます。そのような中でもお客様にテイクアウトでも満足していただける商品開発ができればと思います。